★他人任せにせず、自分自身でしっかり判断し、行動し、評価することができるようにする。
★生活を楽しみ、自分らしい工夫をし、家族や周りの人々と関わって暮らすことの大切さに気づかせる。
★衣生活を営むための知識と技術を身につけ、単に理解するだけでなく、各自の生活の場で実践できるようにすることが重要である。
★なぜ衣服を着るのか、すなわち衣服の機能・役割について考えさせる(上表参照)。衣服の快適性=「着心地」の質的向上を図る。外観などを重視して保健衛生的機能が損なわれないよう文化的機能とのバランスの大切さを学ばせる。
★衣服の身体を保護する機能を基本とし、衣服素材の性質と適切な取扱い、着心地の良い衣服構造に関する学習などが基礎・基本。「いかに着るか」「いかに手入れ・管理するか」の学習に重点を置く。
★ユニバーサルデザインの思想に近づき、障害、高齢者、乳幼児、病人など多様な個への対応を考慮。
★新素材の開発や加工技術の進歩、既製服産業の発達等により衣服の品質や性能が向上し、多様化、個性化が進んでいる。一方で、資源や環境の問題からリサイクルやりユースなどへの関心も高まっている。IT社会では生活の多様化に対応し情報価値が上昇している。これらのモノ、情報、サービスの適切な選択に対しての消費者教育、環境教育、情報教育を充実し、科学的・系統的な指導をすることが必要。